ボタンホール屋さんへ行く。

以前からずっと行ってみたかった、「A.Mホールズ」。

今日行ってきました。

何の場所かといいますと。。。

ボタンホール屋さんです。

世の中には色んな業種があるんですね。。

20歳の頃、とあるアパレルでパタンナーのアシスタントをしていた事がありますが、(ほぼ雑用でしたけど。。)

その時に茅ヶ崎にある、ニッターさんの所へパターンを届けにお使いに行った事もあります。

マンションの一室で、おばあちゃん2人がニットのサンプルを制作していました。

部屋に通されて室内を見回すと、「ギャル○ン」や「ヨ○ジ」と書かれた段ボールがずらり。。

一流ブランドのニットサンプルを制作しているのが、茅ヶ崎の住宅街にあるマンションの一室とは。 しかもおばあちゃん2人。。

物珍しそうに辺りをキョロキョロしている、当時まだ右も左も分からない使いっ走りのワタシを見て、そのお2人は何故かお寿司を御馳走して下さいました。

よい思い出でございます。笑

また話が逸れましたが。。。

そんな訳で、世の中には色々な業種があり、一流ブランドだろうが学生の課題だろうが、どんなものでもプロフェッショナルに仕上げて下さる方々がいらっしゃるのです。

今日伺ったホール屋さんもその一つ。

恵比寿のとある住宅街のマンション。

地図を片手におそるおそる入って行くと、噂通り何も愛想のないおじさんが1人、部屋の一室でミシンを踏んでいらっしゃいました。。笑

この通り、フツーのマンション。

2階に上がると、意外とポップな外観。笑

話に聞いていた通り、ドアのチャイムを押しても返事なし。

勝手にドアを開けると

「あー、ちょっと待ってね。」

っと、おじさん。

しばらくするとやってきました。

「どれあけるの?」

「えっと、これなんですけど。。全部で12個あけてほしいんです。」

「ボタンの大きさは?」

「これなんですけど、ちょっと厚みがあって。。」

「あー、じゃあ15だな。 タテでいい? 台襟はこれ、どうなってんの?あ、斜めね。ここは10ね。。」

などなど、やりとりのあと、

「上がりは明日かな〜。今くらいの時間だけど。」

「あ、大丈夫です。木曜日に来てもいいですか?」

ちなみにこの時にはもう既に部屋の奥に入ってしまい、おじさんの姿は見えません。。 奥から声だけが聞こえます。。

「木曜ね!はいはい。 えーと名前はー?」

「こみねです。」

「はい、じゃー預かりますからー」

「。。。」

お金は? 控えの紙とかは?

「あ、あの〜お金って。。」

「受け取りの時でいいから!」

「いえ、、あの、いくら位になりますか?」

「ん?うーん、多分400円位かなー」(←安くないか!?)

「連絡先とか控えなくっていいですか?」

「あー、いいよ、だって今、こみねさんっていったでしょ?書いといたから。」

っとまぁ、こんな感じでなにせ雑。。笑

しかも先に書いた様に、後半はほとんど声だけの会話で姿が見えず、ものの2〜3分で終了しました。

しかし、ここのおじさんのウワサは色々な人から耳にする事が多く、共通するのは「無愛想だけど完璧な上がり」 だそうです。

この日も部屋の中には、服が入った段ボールが山積み。

ラックにも服がぎっしり。

ボタンホールのプロフェッショナルって。。

かなりマニアックで素敵な魅力を感じました。笑

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. より:

    ゆかさーん、ST本科の辻です。
    覚えてますかー?(^ω^)

    ブログ前から読んでいたんですけど初コメントです!
    茅ヶ崎の名前が出てきてたんでびっくりしました、あの神奈川のあの茅ヶ崎ですか?
    もしそうだったらキャァアアア\(^o^)/
    私の地元ですよ。
    茅ヶ崎にこんなところがあったなんて。

    鎌倉にスワニーっていう生地さやんがあるの知ってますか?よぼよぼのばーちゃんがやっているお店なんですが、もし機会があったらいってみてください(^ω^)♥

  2. yuca より:

    辻ちゃん!! コメントありがとう
    もちろん覚えてるよ〜
    元気??

    茅ヶ崎地元だったんだね。 いい所だよね☆
    私も当時は「こんな意外な場所で一流ブランドのサンプルが作られているんだなぁ…」ってびっくりしたよ。笑
    生地屋さんもあるんだね。
    知らなかったよ
    機会があったら是非とも行ってみたい!
    掘り出し物がありそうだね。笑

    ブログ読んでもらってたみたいで嬉しかったヨ
    またコメントしてね〜