ベルト布の脇だけに平ゴムを入れる縫い方

ウエストの一部分にゴムが入ってるアイテム。よく見るよね。

うちにも沢山ありました。

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このパンツにも。

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よく見るとハギあります。

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これも。

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最近はピッタリスキニーパンツって履く気にならなくってさ。

かといってぐるっとゴムだと太って見えるし、、っていうかそれ以前に似合わないというか。。

こんな風にゴムが脇だけとか後ろだけにあれば、見た目スッキリなのにゆとりもあって着やすいよね。

インベル入れるやり方は結構見かけるんだけど、

こんなカジュアルなアイテムでインベル入ってる服ってあんま見なくない?

という事で今日はインベルなしの縫い方やります。

上の画像のようにハギにする場合と、ハギなしで入れる方法があります。

このスカートはハギなかった

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ゴムを縫い付けるステッチだけ↓

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《ハギ入りにするメリット》

・ゴム入れる場所がわかりやすい。

・印付け不要

《一方デメリット》

・ハギ部分で縫い代の厚みが出る

・ベルトのパーツが増えて色々面倒

《ハギなしのメリット》

・ハギがないので余計な厚みが出ない

・ベルトのパーツが1つなのでパターンも裁断も楽。

《デメリット》

・ゴムを入れる所に印を付けなくちゃいけない

・芯をこまごま貼る

まぁ、手間ヒマうんぬんではなくて、薄手生地ならハギ入れる仕様でいいけど、生地にやや厚みがあるならハギにしない方がいいです。

今日はハギが入るやり方ね。

で、その前にパターン。

パターンなんだけどさー。ちょっと説明が難しい。。というかどういうデザインにするかで色々変わってくるので、一概にこう!と言えなくって。

今回は一例ね。

ウエストの出来上がり寸法は62cmにします。

まずはゴムの上がり寸法や伸ばし具合を考えます。

例えば8cmのゴムを

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倍の16cmまで引っ張る感じと

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ちょっと手前の13cmまで引っ張るのでは感じが違うじゃん。

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まぁそういうこと。(えっ!?)

つまり生地はゴムみたいに伸びる訳じゃないからさ、伸ばしたいゴムの長さだけ生地分量が必要になるわけです。

それをどの位にするか決めるってことね。

今回は、出来上がりの寸法(ゴムの長さ)を8cm、それに対して生地分量13cmにしました。(だいたい1.6倍)

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持ち出しの都合上、後ろは左右対称にならないので左用のベルトパターンが必要になるから。

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数字ない所は1cm

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裁断

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表地。。今日もどうかしてるけど、もう慣れたでしょ。

ゴム入れる所だけ説明しやすいように無地ピンクにしました。

まずは準備の伸び止め&芯貼り。

今日はコンシールではなっくて、フラットニットファスナー付けます。以前の記事はこちら

今日は前とちょっと違う縫い方でやってみるね。(教えてもらった)

伸び止めテープ貼り。

右後ろは通常通り、1.5cm幅のストレートテープを貼り、

左後ろは2~3ミリずらして貼ります。(1.2~1.3cm幅になるように貼る)

伸び止めがはみ出る分アイロン台にくっつくと嫌なので、クッキングシートひくといいよ。

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アイロンあてた後でもはがれる。

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はみ出てる所をカット。

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画像忘れちゃったけど、ベルト布にも芯貼ってね。

ゴムを通すパーツ(無地ピンク)は芯不要です。

その後ロック&裾アイロン

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更に準備。

今回ファスナー付けの際に粗ミシンしません。

その代わりにアイロンしておきます。

伸び止めに沿うように、出来上がりに折ってアイロンします。

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左後ろは1.2cm幅位。

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あき止まり以下を縫います。

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割りアイロン

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今日のファスナー。フラットニット様。

相変わらず薄っぺらくてしなやかボディー。

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左後ろ身頃をファスナーに縫い付けます。

最初に2〜3ミリの重なり分作ってアイロンしてあったでしょ?だから問題なく縫えると思う。

ファスナーの、どの位置に乗せるのか?って疑問はねー。

うーん。ムシのキワこの位↓。

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「そんな目分量、納得できません!」という論理的な方。

そんな方はこのように、出来上がりを想定して位置を決めてください。↓

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縫います。あ、片押さえにチェンジね。

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止まりまで来たら、針を刺したまま一旦ストップ。

方向を変えて画像のように1目縫います。

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そうすると、右身頃閉じられるようになるから。

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そのまま底の部分を縫って、

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また針を刺したまま方向転換し、

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ステッチ入れます。

画像撮り忘れたけど、最後スライダーが邪魔になるのでその時だけスライダーをずらして続きを縫っちゃってください。

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できた。。

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ごめん。目がチカチカしてるよね、きっと。

今度は目に優しい黒板色の生地用意するからさ。。

この方法は一気に全部縫えるし、粗ミシンほどく手間がないのでとにかく早いんだけど

やっぱそれなりの経験もいるように思われる。。

最初は粗ミシンして縫うやり方でやってみて、

慣れてきたらこの方法をお勧めします。

では本題のベルト付け。

まずベルトのこまごまパーツを縫い合わせ、その後片倒しアイロン。

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その後半分に折ってアイロンします。

で、ここ。

縫い代の厚みが気になるので、

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内側になる縫い代だけをカット

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更にアイロン。

(過去記事も参考に→落としミシンの縫い方

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こうやってアイロンすると、裏ベルトの方が少しはみ出す。

この部分が落としミシンする時に大活躍します。

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ベルト布完成。

ポップなミミズではない。

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ベルト布を身頃に縫い付け。

スカートの表側にベルト布を合わせて、

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縫います。

折り目よりほんの少し生地端側を縫った方がいいんだけど、難しいよ!!って場合は、折り目より大きくならなければ、まぁよし。

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平ゴム登場。縫い代入りでカットします。

今回は8cmプラス2cmで10cm。

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ベルト布のハギ位置に合わせ、

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縫い代に縫い止めるミシンかけます。

最初は伸ばさずにそのまま、

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ここから伸ばしてッ!

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「ヤダーーー!!むずかしいっ!!」という人。

画像では手前だけに引っ張ってるようになってるけど、これだと進みが悪いので、

コツは両手で前後に伸ばし、ミシンの速度に合わせて一緒に送るように縫うと

まぁそれなりに縫えます。

最後の部分は伸ばさずに。

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ゴムの両端を縫い代に止めます。

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平ゴムを包むようにベルト布をかぶせ、

落としミシンできるようにピンで止める。

表↓ 縫い目に止める

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裏↓ ベルト布に止まってます。

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この状態で平ゴムの両端をベルト布に止めるための通しミシン。

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表側↓

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裏側↓

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いよいよ仕上げ。

落としミシン。。

スーハー。(深呼吸)

表から、縫い目の上を縫っていくね。

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ピン打ちの時、裏側でベルト布に止まっていることを確認。

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縫います。

平ゴムなしの所はまぁ大丈夫だと思われる。

問題はここ。平ゴム部分。

突入しますっ!

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コツはさっきも書いたのと同様、両手で引っ張って縫うといいよ。

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できた。

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裏側。

の。のってるぅ〜〜。ホッ。

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できたとこ。

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このままだとフカフカしているので、中央にステッチ入れます。

伸ばしながら縫ってね。

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これ、伸ばさずにそのままステッチ入れちゃったら、今までの苦労が水の泡、というか

そもそもここに平ゴム入れる意味なくなっちゃうから! ご注意。

できました。

ステッチ入りとなし。

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既製品には、だいたいステッチ入っているよね。

フラットに仕上がるほか、平ゴムの位置が固定されて中で動かなくなるのでそこもメリットです。

落としミシン難しいって人は、普通のベルト付けの方法でも支障はないよ。

ハギなしで作る場合は、縫い方はほぼ一緒。

ただ、ハギがないのでゴムを入れる位置に印をつけておく必要があるのと、

あとは縫い代がなくて平ゴムの両端を止めミシンできないので、ベルト布に直接縫い付けるようになります。

そんなに難しくないので是非取り入れてみてください〜。

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コメント

  1. mutsu より:

    yuca先生こんばんは。GWも明日で最後・・・。今日は、雨模様なので家でパンツを縫ってました。最近、既製品でも前は普通のベルトで後ろがゴム仕様のパンツ、多く見かけますね。ウエストサイズに微妙な(いやはっきりと)変化の現れるアラフィフ世代にはありがたい仕様。自分で縫うときも最近もっぱらこの仕様です。ゴムパンなんて、と思ってましたがカリスマスタイリストの地曳いく子さんのゴムパンの薦めに背中を押されています。なので、今日の記事はまさにツボでした!コツが満載、そして鬼門の落としミシンも!祈るような気持ちで縫っていますが、まち針で確認、メモっておきます!当分ゴムパン続くと思うので、参考にします!ありがとうございます。その前にゴムが足りなくなったので補充します。(^_^)

  2. yuca より:

    mutsuさま
    こんばんは☺︎
    コメントありがとうございます。
    既にこの仕様で色々作っていたんですね!それならもうご存知の内容も多かったかもしれませんが、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

    地曳いく子さんもおススメしているんだ〜❣️
    実はあの本気になっていたのです。笑
    まさにここ数年、似合うものと似合わない物がハッキリ二分されてきて悩み中です。(ついでにメイクや髪型も。。)
    私も参考に読んでみます☺︎

  3. いぬ より:

    こんにちは。初めまして。
    つい先日安さに飛びついて買ったスカートが、ウエストの前だけゴムなし、脇〜後ろ〜脇がこのタイプの縫い方をしたゴムでした。
    少しウエストがゆるいので、あと2センチ位縮めたいと思っていたのですが、
    この縫い方をしてたら縮め直すのは難しいですか?

  4. yuca より:

    いぬさま
    はじめまして。コメントありがとうございます。
    そうですね〜〜。。
    スカートはどんな生地なのか、後はいぬさまのソーイングの経験がどの位なのかにもよるので、一概には何とも回答が難しいのですが、
    仮に、無難なコットンの扱いやすい生地で、いぬさまが何枚か服を縫った事があるようでしたら直せるのではないかと思います。
    ただやはり、実際のスカートの仕様を見ていないので確実な事は、なかなか申し上げにくいですね。。
    このような回答しかできずに申し訳ありませんm(_ _)m💦

  5. いぬ より:

    いぬです。先日はお返事ありがとうございました。
    あの後、スカートをじっくり見て、縫いやすい生地だし、ほつれにくそう、ミシン目もほどける。と考え、ウエスト直してみました。

    このブログのおかげで、ほどいた後がどうなってるか想像できたので、
    無事に解体して、直すことができました!

    本当に私にとってベストなタイミングでブログを読めてよかったです。
    ありがとうございました。

  6. yuca より:

    いぬさま
    こんにちは。コメントありがとうございます😊
    えー!もう直しちゃったんですか!早い〜!
    直しって、1から作るのとはまた違った手間や難しさもあるので気になっていたのですが、無事に出来たとの事で良かったです☺︎
    記事がお役に立って私も嬉しいです。
    これからも宜しくお願い致します☺︎

  7. かめり より:

    こんにちは!これを探してました!w
    子供にノースリーブワンピースを作ろうとお気に入りのお高い店舗でじっくり研究(w)したところ、アームホールの脇部分がゴムになっててどうやってゴム部分のパターンをひけばいいのか悩んでました。
    見頃との兼ね合いもあるので難しそうですが(;´Д`)
    奮発して買ったリバティー使いたいので頑張ります!

  8. yuca より:

    かめりさま
    こんにちは😃コメントありがとうございます。
    リバティーの生地で子供服、可愛いですね❣️
    記事がお役に立つと嬉しいです。

    型紙から作る場合は、薄手のシーチングなどで一度作ってみることをオススメします。特にリバティープリント生地は高いですから。
    上手くいくといいですね〜☺︎
    是非またコメントお待ちしています!

  9. ほし より:

    はじめまして、こんにちは。
    とても参考になる記事で勉強になりました。
    一つ質問なのですが、
    ゴムを入れるパターンを引く際、どのようにパンツの作図をしていますか?
    普通のW寸法・H寸法で作図して、出来上がりW寸法にゴム分の寸法を入れたいのですが、HLからWLに切り込みを入れて展開する方法は正しいのでしょうか?
    分からなくて困っています。お時間あるときにお返事お待ちしております。よろしくお願い致します。
    (ほかの記事もとても分かりやすく、大変助かっています。更新楽しみにしています。)

  10. yuca より:

    ほしさま
    こんにちは😃コメントありがとうございます。

    ゴム入りのアイテムのパターンをひくときは、私の場合は最初に計算して、初めから大きなウエスト寸法でパターンをひきます。(計算は記事にある通り)

    タック分とかなら、出来上がりの寸法でパターンをひいておいてからタック分を切って開くこともありますが、ゴムの場合はヒップ寸法はあまり考慮せず(デザインにもよりますが)、ゴムを伸ばした分を想定したウエスト寸法を先に出しておいて、その寸法になるようにパターンをひきます。

    ほしさまがおっしゃっているやり方は、HLからWLに切り込みを入れて、とありますが、縦に切り込みを入れてウエスト部分を広げる、という事ですか?
    この方法でひいてみたことはないですが、間違いという事ではなくて、そこまで厳密にひいていないというか💦笑
    ゴムなのでフォルム重視ではない場合が多いので、おおよそというか大まかな展開で簡単な方法で良いと思いますよ。