地直しの方法(ニット・カットソー編)

「次はカットソーの地直しの方法、更新します!」って張り切って(は、いないんだけど。。笑)言ってはみたものの、

カットソー(ニット生地)の地直しの方法ってそんなに詳しくない。  言っちゃった。。

いやこれねー、カットソーって簡単に口にするけどねー、ほんっっと奥が深くて

知れば知るほど扱うの嫌になるから。←ワタシです。笑

本当は今日の記事あんまり書きたくないんだけど(笑)、でもまぁ、書くね。

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前回の記事のコメントで、「ストレッチ素材の地直し法は?」とのご質問を頂き、

「ストレッチ素材は織物なので同じように地直しできますよ」って答えたんですけど

ここで頭がこんがらがってきた人いる?

・カットソー

・ニット

・ストレッチ素材(ストレッチデニムとかストレッチツイルとか)

全部伸縮がある生地の事だけど、全部種類違う。

んでもって、ストレッチ素材はカテ違い。

ストレッチ素材は織物素材の一種です。(残り2つは編物素材)

ウチにあったストレッチ生地↓

黒地なので見にくくてすみません。

織物素材なので、縦糸とよこ糸あります。

ストレッチ効いてる生地って、どこで伸縮してるのかっていうと糸が伸縮してるのです。

普通、一般的に布帛って織物素材の事だから伸縮性はないんだけど

よこ糸にウレタン入りの伸縮性のある糸を使って織る事で伸縮性がうまれる。

ストレッチデニムパンツ持っている人は、品質表示見てみて。

「ポリウレタン 3%」とかって書いてあるよ。

そういえばワタシが学生の頃、テキスタイルの先生が授業中に、

「伸びる繊維はウレタンだけ!伸びる繊維はウレタンだけですっ!!」って連呼していたのを思い出した。。

20年以上も前の事なのに鮮明に覚えているって事は、きっとものすごいインパクトだったんだと思う。。。

久々に話が逸れました。

ウレタン入りのストレッチ生地を地直しする時は、縮みやすいのでたっぷりスチーム出してアイロンしてください。

でね、編物素材は、織物素材と違って、1本の糸がループ状に編まれているもの。なので、糸とかじゃなくて構造的に伸縮する。

編物素材の種類として、カットソーとかニットとかあるわけだけど、

いまやもうごちゃごちゃになってるので

いっそのこともう「何でもどっちでもいーです!」って言いたいんだけど

敢えていうならカットソーはカット・アンド・ソーの事でつまり、

カットされてソーされているもの。(わからないよ!)

Tシャツとか、パーカーとか、トレーナーとか。

ニットっていうのはパーツごとに形成されて繋ぎ合わされているもの(リンキング)。

例えばセーターとかカーディガンとか、まぁそんなかんじ。

この辺のテーマはきっと、もっと専門的な人が明確なブログ書いていると思うので検索してください。  ちなみに現在は「ニットソー」なるものまであるそうです。ひえ〜〜。

ちなみに生地は大きく分けて3種類。

・織物素材(布帛)・・織物三大組織である平織り、綾織、朱子織りが代表的な織り方。

・編物素材・・カットソー、ニット、など。

上記のどちらでもないもの。不織布(ふしょくふ)・・フェルトとか。

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で、この編物素材(今回はカットソーメインで話します)。

カットソー専門の工場さんもあるくらいなので、ワタシの知識なんぞ足元どころか足の爪にも及ばないんですが

それでもウチにありました。

ボーダーのカットソー生地↓

無地のカットソー生地 丸編み状のもの↓

これらの生地の地直しの方法は??

って事なんですが、結論からいうと

「時と場合と生地による」という身も蓋もないやつ。。なんです。

たとえばこれは仕事で使ったものではなくって、赤ちゃん服作ってプレゼントする為に昔買った生地。 いわゆるホームソーイングってやつ。

なので、使う時に1度水通ししました。

その後、伸びないように干して、乾いたらスチームアイロン。

(ちなみに、丸編みで筒状になって売られている生地は最初に、片方の「わ」をカットして1枚の状態にします)

じゃあ、仕事で制作するものがカットソー生地だった場合も水通しするかというと、しない。 スチームアイロンで終わりかなぁ。。

なぜなら納期過ぎちゃうし。。涙

いや、納期もあるけど場合によっては生地の風合い変わっちゃう事もあるし、

そもそも衣装なんて洗濯しないからスチームアイロンで十分なのである。

ここまで読んできて大変だったと思うんですけど、カットソーの生地は基本的にはスチームアイロンでOK。

だけど、自分が着る服などのホームソーイングの場合は、後日洗濯機で洗う事を想定し、裁断前に一度洗濯もしくは水通しするのも1つの方法。

しかし、既製品やサンプル縫製などの場面では水通しはしないのが原則(らしい)です。

ワタシはカットソー苦手なので(汗)、仕事では極力引き受けないようにしつつ

必要に迫られた時は丁寧にスチームアイロンで生地を整えるにとどめ、制作しています。

今日は何だか歯切れの悪い記事でした。

まぁそんな日もあるさ。

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コメント

  1. mutsu より:

    yuca先生こんばんは。地直し引き続きニット編ですね。私はニット縫うのが好きなので、水通しは必ずする(やらないとと恐ろしく縮みますよね)のですが、丁寧な地直しはしてなかったです。スチームアイロン、ですね。ニット縫うのは好きですが変に曲がっていたり、ゆがんでいたのは地直しちゃんとしてないないせいでしたか(>_<)
    でも今までニットの特性を活かして(?)無理矢理引っ張って帳尻合わせていました。
    この地味な作業がやっぱり大事なんですね。勉強になりました。いつもありがとうございます。

  2. yuca より:

    mutsuさま
    こんばんは❣️コメントありがとうございます☺︎
    コメントが付いたり質問があったら追記しようと思っていましたが(笑)
    カットソーは編まれた時点で歪んでいるものもあり(筒状になっている丸編みのもなどは特に)
    これはもう正確には直らないようです。
    既製品などは地直しの業者に出すレベルなので、
    われわれには限界があります。

    テキスタイル専門の講師の先生曰く、
    カットソーは編み目の向きにこだわらず、水通しやスチームアイロンで生地(糸)が落ち着く所をみつけ、多少目が歪んでいたとしても生地(糸)が落ち着いていればそれ以上歪まないのでOK、との事でした。
    ちなみにボーダーなどの柄がある場合は柄優先になるので、編み目云々言ってられないって感じですね。笑

    ちなみに、カットソーが恐ろしく縮むというのは、
    反にする時に生地を張りながら巻くので多少伸びた状態で巻かれている為です。(水通ししたりスチームアイロンする事で元の状態に戻っている)
    同じ生地でも巻きはじめの部分と巻き終わりの部分とでは縮み方に差があるようです。