パンツの脇ポケットの縫い方

あーーーー。ねむい。。。
春だから?
春って、暖かくなってきて、桜も咲いて、なんだか心がウキウキしてきて、どんな事も前向きになれそうな、そんな季節。。
っていう人もいるけど、
ワタシは全然逆。
いや、逆とまでは言わないけど、春って好きじゃないの。
埃っぽくて、風が強い日が多くて、日差しも強くなってきて汗ばむ季節で、花粉症じゃないからいいけど、何ってったって肌がまたひとつ、歳を取る季節だから。
でも、桜はいいよね。

あ、ごめん。タイトルと全然関係なかった。

前ふりでもなんでもないの。 ただの心の声だった。失礼。

サンプル5着も作り終わった今、個人的に人にあげるパンツを縫ってるんだけど
密度のあるストレッチ素材で、そんなに厚手じゃないんだけどなかなか手ごわくって。。
生地ってね、厚手だから縫いにくい、とか、薄手だから楽、とか、そんな単純なもんじゃないのよね。
「織(おり)の密度」も重要なのよ。

まぁ、これについて書き始めちゃったら、タイトル書きなおさなくちゃならないから
また今度書くけど。

とにかく、今扱ってる生地が結構縫いにくいもんだからさ、
ちょっと休憩しようと思ったらこの陽気でしょ?
病的な、呪いのような睡魔に襲われて
気付いたら2時間経ってたってこと。
あーーー。昼寝したのに眠いよ。。

では本題ね。
こないだ作ったデニムのパンツ。 フライフロントのファスナーあきは、縫い方教えたんだけど、ポケットがまだだった。
忘れてたっていうか忘れてないけど、簡単だしアップしなくてもいいかなー、とか思ってた。
でもやっぱ、知りたい人もいるかな。。って思ったのでアップすることにします。

では縫い方ね。
まず、パーツの写真を撮り忘れちゃったんだけど、(出だしからすみません。)
ここの部分、「前身頃」と「袋布(ふくろぬの)」と「向こう布(むこうぬの)」
っていう3枚から作られてるの。
前身頃は当然表地で裁断してあるけど、袋布は「スレキ」っていうポケット用の薄い生地か、なければシーチングとかで裁断します。
訳は後で説明するね。
向こう布は表地で裁断。この理由も後ほど。

まず、ポケット口を仕上げちゃいます。

注意点は1つだけ。身頃の「表側」に袋布を乗せて縫う、ってこと。
シーチングは表裏ないから、向きだけ合わせるでOKだよ。
生地の端を合わせたらピンで止めて縫います。

こんな風に仕上げます。(↓珍しくカーブ縫い成功。)

そしたら縫い代をアイロンしてから裏に返して仕上げるんだけど、
ここでポイント。
今回みたいにポケット口がカーブしてる時は、縫い代を5ミリ幅にカットしちゃいます。

えいっ。

そしたら、シーチングの縫い代だけをアイロンで折って、裏に返します。


こんなふうに返る。


形を整えながら、丁寧にアイロンします。

でね、縫い代幅をカットするわけは、アイロンする時につっちゃって、うまくいかないから。
今回だけじゃなく、例えば襟ぐりとか袖ぐりとかの縫い代もそう。
襟が付かないとか、袖が付かないっていうデザインで、見返しで始末する場合、カーブがきつい部分(肩のカーブ部分や脇下カーブ部分)には切り込みを入れたり、縫い代の幅をカットしたりするの。
だってそうでしょ? カーブしてるんだから、内側と外側の距離が違うんだもん。
こんな風にアイロンしたら、距離が足りなくてつっぱっちゃって、変なシワとか出ちゃうでしょ? 5ミリくらいなら、なんとかなるのよ。
切り込み入れることもあるってさっき書いたけど、それは生地によって、場所によって変えます。

で、シーチングの方だけアイロンする訳は、服になった時に裏側になる方だから。 服になった時に裏側になる方の縫い代だけを、あらかじめアイロンしておくと、出来上がった時、縫い目が裏にひかえられて綺麗なの。
ほらね?

何故かって。。。理由は自分で考えて欲しいけど、そんなこと言ったら講師失格だから説明するね。
えーっと、シーチングの方はあらかじめアイロンされてるから、縫い目の所がぺったんこにプレスされてるの。
それに比べてデニムの方はノーアイロン。だから返した時、そこがまだふんわりしてるってワケ。更に厚手生地だから効果も倍増でこんなふうに縫い目が裏側にまわっちゃうの。
こうやって仕上げたら、表から見た時綺麗でしょ?

ちなみに、このアイロン方法は他にも、衿作るときとか、見返し始末するときとか、色んな場面で応用出来ます。大事な工程。

そしたら、スタンバってた向こう布登場。

これね、初心者さんは結構注意が必要。
向こう布って四角い形してるから、裁断が雑になっちゃうと、上だか下だか、何がなんだか分かんなくなっちゃう。
この画像で言うと、上がウエストラインで向かって左側が脇だから、ここ、ほんのりカーブしてんの。
それに対して右側と下のラインは直線。
繊細でしょ? だからね、この説明で、
「えーー。紛らわしくってわかんないよー」っていう人は、生地にメンテ(メンディングテープ)貼って、
「上」とか「下」とか書いて分かるようにしておくとよい。
そしたら早いでしょ?

次ね。
向こう布の位置を正しく合わせたら、出来上がりになるように合わせます。

裏返すとこんなふうだよ。

そしたら、袋になる所を縫います。
身頃は縫わないようによけて、袋布と向こう布だけ縫います。
ここ。左側と下の直線部分。

縫うね。この直線と、下の直線。L字に続けて縫ってね。

できた。

こうなってるよ。

反対の身頃も同じようにして仕上げ。
ポケット口にステッチを入れたい場合は、この後入れて下さい。
かんせい〜〜。

あ、そうそう、最初に「後で説明するね」って所があったよね。
多分忘れてると思うけど。。
何で袋布のパーツをスレキやシーチングで裁断するかってこと。
こんな風に服になった時、ポケットのところって生地が3枚重なることになるの。
全部表地で裁断してたら、もこもこゴワゴワになるでしょ?タイトな部分なのに。。
だから、差し支えないとこはなるべく薄い生地で作ってるの。

ほんとはね、既成品のGパンとか観察すると、向こう布の部分もシーチングとかでできてて、必要なとこだけ表地が乗っかってんの。
それが一番ベストな方法だけど、そうしちゃうとパターンの枚数も増えるし、ってことは裁断の回数も増えるし、ミシン工程も増えるのよね。。。
面倒でしょ? そう言うと思ったから、こういう方法で教えました。
って訳。

なんか、関係ない話ばっか書いてたから長くなっちゃったけど、この作業はすんごく簡単だから、このブログの説明だけでも出来ると思う。
がんばってやってみてくださーい。

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